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蛙声爺の言葉の楽園

. 薄暮からの太鼓合戦を観ながら


 地元の祭でも出不精な私だが、薄暮からなぎさ公園で始まる太鼓合戦は徒歩で観に行く。
 往復6500歩ほどの散歩にもなる。
 25年以上も前に創作太鼓で桶胴(大太鼓)担当だったせいもある。
 老いた今はまともな「ドン」1発も打てないだろうが、頭の中には当時の興奮が棲んでいるのだ。

 強く打ち、大きい音で、撥さばきが速ければそれでいいのだろうか。
 太鼓にはメロディがない。だから強弱、大小、緩急、高低、無音(間)、振りでこれに代える。
 今回も天城連峰太鼓に上記それぞれの円熟さを感じた。音と構成、技術もさることながら、特に視覚に訴えるものが並外れていたのだ。
 打ち手、衣装、そして振り。ため息がでた。
 礼儀や激励の気持ちでする拍手ではなく、感動で自然に拍手が出た。
 たぶん「好み」もあるだろう。
 しかしこれが、3時間余りも芝生に座り続け腰を痛めた結果得た、正直な感想になる。
 冒頭の太鼓チームの打頭十八番(おはこ)の台詞が、いまさらながらに蘇る。
 太鼓は『振りが全てを決める』
 振りが凛として美しければ、呼吸が合い、自信に満ちて太鼓にメロディを感じさせることが出来る。彼はそう言うのだった。
間とか振りとか、それ自体音が出ていないところが重要とは、何となく「奥義」のような…
 
 いずれにせよ、若さというものの凄さ、美しさを改めて思い知らされた時間だった。
 太鼓合戦よ、ありがとう。
 




    太鼓合戦の日

        伊東市按針祭恒例の太鼓合戦/18:00-20:50 その開始前
    
 
comments
意外、と言っては失礼にあたるのでしょうが。
蛙声爺様は、なんとなく、静的な方だと思っていました。
勝手なイメージを先行させていたようです。(;^_^

太鼓の音って、体の調子がよくないときは、傍で聞くことはできないですよね。
わたしは、更年期障害のとき、ダメでした。
心臓に直接、響いてくるのです。
演者も、観者も、体力が要るのだなっとそのとき思いました。

でも、わたしは笛の音やお囃子、太鼓などは、先祖伝来の遺伝子か、血が沸き上がります。(^^♪


2018-08-10 11:34:32 | [編集]

926. 蛙声爺 さん
こんにちは。本人も意外や意外だったのですが、保存会の事務局長をしていたのですが、人数に不足が出たときに臨時に出たのがきっかけで、毎日叩く羽目に陥りました。数年間続きました。「今は昔」のお話です。
そうです。太鼓の音や元気な若者の声、体調が悪いときは聞くのが苦痛です。片道53㌔の箱根通勤のときのカーステレオも一緒で、お気に入りの大黒摩季のCDなども体調不良ですと騒音としか思えませんでした。聴くなら短調の曲にかぎります(^^♪。
ありがとうございました。
2018-08-10 14:19:43 | [編集]

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蛙声爺

Author:蛙声爺
文芸同人誌編集をしています。
考えるフクロウが理想。
木内光夫のHPもよろしく。

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