蛙声爺の言葉の楽園

. 夕餉の「映画館」復活


 以前難聴のため夕食時にDVDを鑑賞をする「夕餉の映画館」をやめたことをブログ記事にしました。そこで「BGM」的な感覚で夕方のニュースショーを視ることになったのですが、各局とも嫌というほど続く半島関連問題、しつこい刑事3面記事、偏向報道、飽くなき飲み食い情報などでストレスが溜まり食欲が萎えて仕方がないので 、かみさんと相談の上DVD鑑賞を復活させました。とは言っても聴力が復活するわけもありません。そこで選ぶのは当面2種類になりました。48作ほどある『男はつらいよ』シリーズと、スタジオジブリの長編アニメ全作品がそれです。共通点は、すでに複数回鑑賞していて、完璧に聞き取れなくてもストーリーはほとんど問題なく把握できるということ。モニター画面を凝視しなければ筋が分からなくなるという心配もありません。

 再開してからだいぶ経ちますが、新しい発見もあり、けっこう「家内興行」的には成功しています。『男はつらいよ』は『水戸黄門』などと一緒で1作ごとの展開がワンパターンになっています。ここで身内とケンカをして旅に出るな、この辺でマドンナに出会うな、もう片想い、お約束の「事件」と失恋、そしてまた旅へ。結局その回のマドンナに興味があるという結論になります。シリーズでは4作品でしたかね、最多出場は浅丘ルリ子の「リリー」で内容もかなり濃密でした。このシリーズで単語を並べて特色をあぶりだしてみました。羅列で恐縮ですが、かえって納得されるかもしれません。甘え、お節介、身内、身勝手、請け売り、口喧嘩。一目ぼれ、勘違い、片想い、背伸び、照れ、見栄、臆病。文無し、地域社会、教養差、放浪癖。それでも観てしまう不思議。それが山田洋次マジックなのでしょう。私は「意図されたマンネリ」がマジックの種だと踏んでいます。

 ジブリアニメの方にも、個人的に見直し分類が起こりました。まず食事時なので避けた作品ですが、宮崎駿の『もののけ姫』と『千と千尋の神隠し』。実は私の中での全作品中の1位と2位なのでした。高畑勲の『ほたるの墓』も避けました。好きな順位で上昇してきたものもあります。宮崎の『耳をすませば』『風の谷のナウシカ』と高畑の『おもひでぽろぽろ』です。初見ではあまり評価できなかった宮崎吾朗『コクリコ坂』も急上昇しました。鑑賞している環境の差で変わるというのは面白い発見でした。

 それでも、ちゃんと鑑賞するにはパソコンでヘッドホンを使わなくてはならないことに変わりはありません、難聴ですから。となると、レンタルDVDではだめなのでした。図書館から借りてくれば大丈夫です。初めて知りました。
 年をとるといろいろ工夫しなければならないことが多くなりますね。
 



    小室山公園

      「花」が無くても美しいって、人間にも言えるのかな、寅さん
     


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蛙声爺

Author:蛙声爺
文芸同人誌編集をしています。
考えるフクロウが理想。
木内光夫のHPもよろしく。

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