蛙声爺の言葉の楽園

. この年で学ぶ俳句集からの文字と言葉


 先週土曜日に俳句の結社で主幹をしている知人から五巻目となる『句集・何』が送られてきました。早速鑑賞をはじめ、パソコンで目が疲れるたびに飛びついて読み、土日丸2日をかけて味わいました。全136頁、質の良い書籍用紙で1頁に5句ずつ配されたもので、俳人数は22と大勢でした。誰も居ない小さな部屋で1句ずつあたっていく静かな時間。何となく日々追われていた自分が解放されたような気になりました。

 今回ご紹介しますのは作品自体ではありません。鑑賞中にサッと読めなかった「漢字」と初めて見た「ことば」を並べてみようと思ったのです。齢71、これまで自分ではかなりの文章、作品に接してきましたが、この年になって学ばせてもらいました。机の脇に大辞典と大部の漢和辞典を置いて、その都度調べた時間。それもまた学校時代、独学時代を思い出して何度も頬をゆるめたものです。
 最後に感想をしたためて書簡にしましたが、今日はあいにくの雨。まだ投函には行けず、封筒はこのときも傍らにあります。作品そのものには触れていませんので、ブログの方が先になってしまった失礼は許していただきましょう。
 
 【漢字】「 」の中が苦労した読みです。
 「耿耿」こうこう。気にかかることがあって心が安らかでないさま。 「鵙」もず。おなじみは百舌ですね。 「魞」えり。これは漢字でなく国字でして、魚を入れて捕らえるしかけの種類でした。 「妣」ひ。なきはは。亡母ですね。 「料峭」りょうしょう。春の風が寒いことの形容でした。

 【ことば】
 「雪しずり」雪垂り、とも書く由。枝に積もった雪が落ちること。またはその雪。 「喜雨」きう。日照り続きのあとに降る雨。 「水馬」すいば。馬に乗って水の中を渡る術。 「目の子算」めのこざん。数量などを目で確かめながら計算すること。

 いかがでしたでしょうか。俳句には、現在めったにお目にかかることが無い、美しい日本語がたくさん使われています。言葉から季節が導かれる「季語」がそれをより一層優雅なものにしているのかもしれませんね。 
 

 長編小説進捗度 6月11日現在 400字詰×300枚 (予定550枚)


    光と水

     (再録) 水清くして魚棲まず。ただしいまはアユ解禁の時季、たくさんいるそうな。



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蛙声爺

Author:蛙声爺
文芸同人誌編集をしています。
考えるフクロウが理想。
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