蛙声爺の言葉の楽園

. 真に受けていいのか「日本信者」の褒め言葉


 結論から言いましょう、受けていいんです、できれば素直に。そうすれば評判を落とさないために気持ちよく努力ができます。「戦後新興国のために貢献してくれた」「国中が廃墟になったに等しい中から短期間に力強く復興をとげた」「小さな国なのに米国に迫る諸々の世界順位」「謙虚と礼節の見本」「大自然との共生」・・・ありとあらゆる方面で礼賛されている日本と日本人。隣国はこの外国人たちを皮肉混じりに『日本信者』とよんでいます。さらに彼らは「旅行でなく住んだら全く違うだろ」「嘘ばかりだ」「もう日本など抜き去った」「日本終わった」・・・そんな評価すらしてきます。
 日本や日本製品や日本人に対する絶対信頼を口にする外国人がいる一方、テレビや雑誌で『日本信者』や『日本ファン』の言動を「素人いじり」的に集め、日本人の留飲を下げさせる流れもできてきました。口の悪い人たちはこれを『日本アゲ』と言っているそうです。どちらもなかなか面白い言葉だと感心したものです。

 そこで諸々実際にテレビを視聴し、関連雑誌を読み込んでみました。凝り性なのか、すでに1か月は続けています。ここから気づかされたこと。①日本人は案外、「日本と日本人の美点」自体を知らない。②外国人が見つける美点は「日本人にとっては日常的」であるものが多い、の2点です。
 ①はとてもいいことかもしれません。なぜなら「美点」だと意識したとたん得意になったり傲慢になる恐れがあるからです。いやむしろ、そこから現レベルの「美点」で止まってしまい上を目指さなくなるからです。技術や文化などは好例です。
 逆にまた生活・習慣などに関しての「美点」は②なのに褒められているとすれば、「レベル」を落とさないように気を付けるようになります。例えば「信じられない程どこの道路も綺麗だ」と称賛されれば、これを保つ努力しようとするはずです。
 この上昇効果という点では先の「日本」を悪しざまに言ってくる勢力も貢献はしてくれていますね。 

 近隣の外国勢だけではありません、日本人の中にも自慢するどころが「日本」と「日本人」を好評価しない人がかなりいるようです。しかしこれも見方を変えれば良い効果を産んでいます。この批判的な目が、日本人をして「より良いものを追求させている」と言えるからです。たとえば日本の商品は、その出来にうるさい自国の消費者を満足させる必要があります。社会基盤でも同様で、国民の要求レベルが他国に比して桁外れに高いのです。
 もしかしたらこれが、『日本信者』や『日本ファン』を「再生産」できている理由なのかもしれませんね。
 


       花だって毎回見つめられてると感じたら綺麗になりますもんねぇ

       崖の花



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