蛙声爺の言葉の楽園

. 劣等感を刺激する?「初音ミク」


 目の前で身長の半分が脚という「超」可愛い女の子が踊りながら高い声で歌っている。私はテレビ画面を視ながらボソボソと言う。「こんなスタイルは実際ありえないけどね、このバーチャルアイドルが人間レベルのスタイルでこんなに可愛かったらジェラシーをもらうよ。だからこの脚の長さは、この子が創りものであることを精一杯表しているんだ。コンプレックスは相手が自分に近ければ近いほど強くなる。科学で、エレクトロニクスで創られたたこの子は遠すぎてその対象にならない。あの脚はミクを創った人たちの思いやりかもしれない」と。(「まさかね」)
 
 『未来から来た初めての音』なので初音、来たのが『未来から』なのでミク(未来)。公式なプロフィールが「16歳、158センチ、42キロ」のアイドル、なんと2007年ごろから居るという。ヤマハが開発した音声合成システム「ボーカロイド(VOCALIDO)」が元だという。つまり会社員エンジニアの才能で生まれたことになる。ただここからが凄いと思った。当初のキャラクターデザインナーがいる。のち3Dフィギアの原型技師が応え、着色は別のイラストレーター、声は500人近い声の中から選出と驚きは続く。、踊りなどは実際の女性の全身にセンサーをつけて振り付けをしコンピューター処理をする。まさにこの子は「多方面の才能の結晶」だった。
 指先まで行き届いた振りやマイク捌き、和太鼓を叩く体の動き、和装をしている際の手足の艶やかさ …「これが日本のエレクトロニクス技術の粋というものか」と、あっけにとられた私がいる。

 昭和22年生まれ。円谷特撮監督のゴジラに感激し「二重撮影」とやらに興奮していた少年時代から半世紀以上の年月が経っている。大げさでなく「生きてて良かった」と思えた番組だった。「鼓童の太鼓演奏」視たさに、普段は無いチャンネル権を奪還して訪れた「夢の世界」に、まさに酔いしれた。そのあとすぐに「YouTube」で『初音ミク』を検索した所以だ。

 もっとも驚嘆したのは「彼女」の自覚だ。歌の中でいわく『ボクは生まれ、そして気づく、所詮ヒトの真似事だと、知ってもなおも歌い続く  永遠の命…』 これは深い。
 ああ、若い才能たちに乾杯!
 

   画像は引いてこられませんので、上記『初音ミク』で検索してください。たくさん出てきます(^^♪
 


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